離乳食からはじまる母の味

離乳食

母の味、おふくろの味と聞いて誰でも思い浮かぶメニューが一つや二つあるのではないでしょうか。

たとえ同じメニューであってもレストランで食べるもの、他人の家で食べるもの、母親が作ったもので全く味が異なると思います。

離乳食から始まる母の味

この母の味の記憶は、赤ちゃんの頃に食べた離乳食から始まっているのではないでしょか。

赤ちゃんが生まれて最初に口にするのは母乳かミルクです。たぶんこれは同じような味なんだと思います。

母親が食べたものによって母乳の成分も変化すると聞きますが、味はやっぱりミルク味でしょう。

その母乳やミルクのみの時期から離乳食期に進み、赤ちゃんは初めて母親の手作りしたものを食べることになります。

子育て経験のある人なら離乳食がどんなものなのかすぐに想像できると思います。

しかし、そうでない人にとって離乳食とは未知なものでしょう。

たとえ自分自身が離乳食を食べて育ったとしても、そんな昔の記憶はありませんよね。

私も子供ができるまではそうでした。離乳食ってドロドロのおかゆかな、くらいで全く知識もありませんでした。

しかし、離乳食とは子供の成長にとって欠かせない重要なものなのです。

離乳食の食べ始めのトロトロ

母乳やミルクなどの液体だけを口にしてきた赤ちゃんが、いきなり大人と同じような料理を食べるのは無理があります。

まだ歯も生えそろっていなければ、もぐもぐゴックンと飲み込むことも知りません。

ですから、段階を踏んで教えていかなければならないのです。食べ物の味にも慣れさせていかなければなりません。

おかゆの例ですと、最初はトロトロの状態で味付けも一切しません。ただ飲み込むことから始めます。

トロトロからベタベタ状に

トロトロのものが飲み込めるようになったら、次は水分を少し減らしてベタベタ状に。

舌でつぶせるくらいの固さでもぐもぐの練習

これも飲み込めるようになったら、次は舌でつぶせるくらいの固さでもぐもぐの練習です。

舌の使い方も上手くなってきたら、また少し硬くしてかみかみの練習。

さらに舌が自由自在に動かせるようになったら歯や歯茎で噛めるようになるので、ごはんなら大人と同じような硬さでも食べられるようになります。

このいくつかの段階を時間をかけてゆっくり進んでいきます。

後戻りも必要

時には後戻りすることもあるでしょう。子供が嫌がって食べてくれない、体調を崩しているなど様々な理由ですんなりとは進んではいきません。

焦らずその子のペースでゆっくりと、これが離乳食の基本です。食材もお米や野菜を中心に始め、慣れたら豆腐などたんぱく質のものを加えます。

慎重に食べ進めて行く食材

肉や魚はすぐには食べられません。また、食材によってはアレルギーを引き起こしやすいものもありますので、注意が必要です。

辛いものなど刺激の強いものは避けるべきですし、生ものも一歳を過ぎてから少量ずつ与えるようにします。

味付けは最初は出汁を使って風味程度にし、しょう油なら数滴、砂糖もごく少量にし、塩は離乳食期ではほとんど使いません。

しかし、この少しの味付けでも作る人によって家庭によって差が出てくるでしょう。
子供の舌はとても敏感です。

使っている調味料自体の味の違いや量の加減など、ちょっとした違いから母の味を覚えていくのだと思います。

離乳食期はもちろん個人差はありますが、生後6ヶ月頃に始めて1歳半頃やっと完了します。

そこからも幼児食として薄味は基本です。

こうして大人と同じようなものが食べられるようになるには長期間を要するのです。

記憶の中の母の味はこうした離乳食から体に染み込んでいきます。

子供が成長する中で毎日のように食べる母親の手料理、大事に丁寧に愛情込めて作りたいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!