小さな子どもはお絵かきが大好き。それはとっても良いことなのですが、家の壁や廊下に描かれてしまうと消すのが大変ですよね。
そんな悩みを解消する、とっておきの対処法をご紹介します。うまく関われば、将来は偉大なアーティストになれるかも!?
叱るのではなく、思いっきり褒めてあげる
子どもの落書きを見つけたら、思わず「こら~!」と叱りたくなりますよね。それは当然の反応です。
でも、ここはぐっとこらえて無理にでも笑顔を作り出し「うわ~、上手に描けたね!」と褒めてあげましょう。
なぜなら、子どもは親を困らせたくて落書きをしたわけではなく、上手に描いた絵を見せて一緒に喜んでほしいだけだからです。
まずはその気持ちを尊重し、子どもが満足するまで一緒に絵を見てあげましょう。そうして子どもの心が満たされたところで、次のステップへと進みます。
壁や床に落書きすることのデメリットを教える
デメリットを教えるとは言っても、小さな子どもに「家の価値が下がるからやめようね」と言っても意味が通じません。
要は「家の中に絵を描いたら大変なことが起きる」と子どもが理解できれば良いので、落書きを見つけたらその都度一緒に消すようにしましょう。
もし、子どもに「どうして消さなくちゃいけないの?」と聞かれたら「家の壁や床は、絵を描くところじゃないから」と答えてあげてください。
すぐには理解できなくても、だんだん分かるようになります。そして、子どもに雑巾を渡してやり、消えるまで根気よく拭き取りましょう。
絵を描くたびに大変な思いをしなければならないので、子どもはそのうち「ここに絵を描くのはやめよう」と我慢するようになります。
紙に絵を描くことの楽しさを教える
子どもが家の中に絵を描きたがるのは、そこが広くて描きやすそうに見えるからです。また、目立つように絵を描くことで、忙しいママやパパに注目してほしいという気持ちも抱えています。
そこで、のびのびと絵が描けそうな大きめの画用紙、または落書き帳を用意してやり、子どもが絵を描く様子を横について見守ってあげましょう。
もちろん、褒めたり、絵について質問してあげたりして「あなたに関心を持っていますよ」と伝えてあげることも大切です。
紙に絵を描いても「消せ」とは言われないし、ママやパパが喜んでくれるという経験を繰り返せば、子どもはだんだん「絵は紙に描くもの」ということを覚えていきます。
どうしてもやめてくれない時は、心の中に寂しさを抱えている可能性も考えてみましょう。