「いつまで寝てるの!」「早く起きなさい!」ただでさえ忙しい朝に朝食を作りながら子どもを起こすのは大変ですよね。
できれば自分で起きてきてほしいものですが、目覚ましが鳴ったことにも気付かない始末。どうすれば、この悩みから解放されるのでしょうか?
子どもが自分で起きられない理由
OD=起立性調整障害(自律神経のバランスが悪く、頭痛や立ちくらみがして朝起きられない病気)や、何か学校でトラブルを抱えているなどの場合を除き、子どもが自分で起きてこないのには理由があります。
それは、ズバリ「自分で起きなくてもママが起こしてくれるから」。甘えられる親子関係であることは非常に良いのですが、あまり依存心が強いのも問題。
このような子どもは、思春期になると面倒なことをすべて親にやってもらった挙句、思い通りにならないと文句を言うようになります。
遅刻をして恥をかくことで責任感が育つ
ママが必死に子どもを起こすのは、子供が遅刻をして恥をかいたり、みんなに迷惑をかけたりすることを避けるためですよね。
確かに、ママが起こし続ける限りはこのようなトラブルを回避することができますが、一体いつまで同じことを続ければ良いのでしょうか?
どこかで腹をくくって子ども自身の力で頑張らせないと、子どもが社会人になっても起こしてあげることになってしまいますよ。
子どもに目覚まし時計を与えてやり、自分でアラームをセットするところからやらせてみましょう。
朝は一度だけ声をかけて、それでも起きてこなければ心を鬼にして放置してください。
遅刻をして嫌な思いをすることで、子どもの中で徐々に責任感が育っていきます。
あえて「ダメ母」になってみるのも効果的
子どもがついママを頼ってしまうのは「ママに甘えれば必ずなんとかしてくれる」という信頼感があるからです。
これ自体は悪いことではありませんが「だから自分はしっかりしなくてもいい」となってしまうのは困りますよね。
時には、ドジなところも見せて「ダメ母」を演じてみましょう。「ママに任せていたらどうなるか分からない」と思わせることができたら、子育ては半分終わったようなものです。
「子どもに嫌われてしまうのでは?」なんて心配は御無用。案外「ママにもダメなところがあるんだなぁ」と安心し、親近感を覚えて今まで以上に仲良くなれちゃうかもしれませんよ。