叱る時は愛をこめて

叱ると褒める―――。極端なこの2つの行為ですが、子供に大きな影響を与えることは、子育て真っ最中の親御さんなら身にしみて分かることでしょう。

次にあげる2つの場面の言動による子供の感情は…、きっともうお分かりですね。

Aの場面

まずはA場面をチェックしてください。

  • 庭で草刈りの手伝いをしていた長男が「芝生刈り終わったよ。芝刈り機も片づけておいたよ。」と父親に伝えました。父親は辺りを見回しながら「まだ刈り込みが甘いな…。」とチェックします。
  • 長女が母親の食事の後片付けの手伝いをしています。台所から「お母さん洗い終わったよ。」と伝えました。母親は淡々と「生ごみもちゃんとゴミ箱に捨てた?」と聞き返しました。
  • 学校から帰ってきた次男坊が「今日ね《できました》を2つも取ったんだよ!」と嬉しそうに話しました。ですが父親は、「どうして《たいへんよくできました》を取れなかったんだ?」と聞き返しました。

Bの場面

次にBの場面をチェックしてみましょう。

  • 庭で草刈りの手伝いをしていた長男が「芝生刈り終わったよ。芝刈り機も片づけておいたよ。」と父親に伝えました。父親は「芝刈り機も片付けてくれたんだな。有難う。」と伝えました。
  • 長女が母親の食事の後片付けの手伝いをしています。台所から「お母さん洗い終わったよ。」と伝えました。母親はにっこり笑顔で「ご苦労様。助かったわ。」とお礼を言いました。
  • 学校から帰ってきた次男坊が「今日ね《できました》を2つも取ったんだよ!」と嬉しそうに話しました。それを聞いた父親は「たいしたもんだ。良く頑張ったな!」と褒めました。

A場面とB場面の違い

今回取り上げた場面は両極端な例ですが、日常生活において連想させられる状況はあるのではないでしょうか?

どの親御さんも葛藤しながら子育てをされているかと思いますので、両者の違いはお分かりですね。

子供が両親の愛情を感じるためには、《褒める》ということが重要となります。

A場面のように、自分がした事柄に対して褒めたり礼を述べると、子供は喜びの感情を得ることができます。そこから、またそのような感情を味わいたいという気持ちが生まれるでしょう。

ですがB場面のように、何かにつけて厳しい反応を示すと、挫折感を持ちがちになるのではないでしょうか?

叱る時のポイント

褒めることは大切ですが、やはり日常生活で叱ることもあるかと思います。その際のポイントとしては、感情的にならないということです。

感情的になってしまうと、《叱る》から《怒る》に変化しがちです。そうなると感情をぶつけている状態になり、どうして叱られているのかという、根底部分の問題が解決されません。

それでも親だって感情を持った人間です。時には思わず手を出してしまいたくなる時だってあるでしょう。

そうなった場合は、一旦その場を去り落ち着きを取り戻してください。
[line color=”gray” style=”dotted” width=”1″] 感情的に叩くという行為はNGですが、もし冷静な判断ができたり、子供が思春期を迎えていない材料が揃っているのならば、叩くという行為が良い方向に繋がる時もあります。

言っても効かない際には「お尻ペンするから出しなさい」と伝えましょう。もちろん中には、お尻を出すのが嫌で逃げ回る子もいますが、毅然とした態度で、自分でお尻を出すのを待つことが大切です。

親が出向き一方的に叩くのではなく、子供自らお尻を出させることによって、反省する気持ちの度合いが変わるようです。

そして叩くという行為のあとは、しっかり抱きしめてあげてください。

イタズラや悪ふざけなど、故意に過ちを犯してしまう場合もあるので、時には叱ったり厳しい判断も必要です。その場合にもアフターフォローは大切ですね。

子供は親が自分を愛をこめて叱っていることに気づいてくれるでしょう。

自尊心を傷つけない叱りかた

叱るときには人前でという状況はなるべく作らないようにしましょう。もちろん兄弟の前でもです。

叱るときに部屋を変えるなど、その場から離れてください。子供にも自尊心があるからです。兄弟の前であれ来客中であれども、子供の尊厳を守りながら叱ることが大切です。

愛情込めた理想的な叱り方が難しいことも多々ありますが、ぜひ参考にしてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!