聴かせて母語を知らせる

赤ちゃん

赤ちゃんでも母語と外国語が聴き分けられるのは、ご存知ですか?

赤ちゃんは生まれながら勉強家で、習得能力が人生で最も高い時期と言えます。

母語から学ぶ赤ちゃんの習得能力

人の顔や声、刺激や周りの景色など、興味を持って色々な物事をスポンジのように吸収していくのです。

その赤ちゃんの興味を誘う光景や、注意を引きつけておく音、与えると喜ぶ感覚や刺激はみな、世話をしてくれる大人から得られるものです。

その研究については、ペネロ―プ・リーチが著者の「赤ちゃん時代」という本に書いてありました。親は赤ちゃんの習得能力の発育や成長において、欠かせない存在なのです。

赤ちゃんは驚く事に、聴くだけで言葉を覚える事ができます。母親が毎日、身の回りの世話をしてくれます。

赤ちゃんが泣き始めると、母親は色々話かけます。

「お腹がすいているの?違うみたいね」
「おむつが濡れているのかな?これも違うのね」
「もしかして、このおもちゃが欲しかったのかしら?」
「そうだったのね。泣きやんでほっとしたわ」

このように母親は赤ちゃんに声をかけるでしょう。独り言とも言えるこの言葉、しっかり赤ちゃんと会話しているのです。

赤ちゃんはちゃんと声を聴いています。赤ちゃんを見て下さい。 赤ちゃんも話しています。

意味はありませんが「南語」という音声を発しているのです。

南語は赤ちゃんが人の注意を引く楽しいものだけではなく、話すという複雑な動作の予行演習をしていると、 リーズ・エリオット博士が「どうなっているか―5歳までの脳と心の変化」とう本で説明しています。

話す行為は、唇と舌、口蓋と喉頭の周りの筋肉を協働させる微妙な動作が必要です。このように、赤ちゃんが生後数日で会話の予行演習をしているのです。

母親と毎日会話しているのですから、他の人の声よりも母親の声が好きになるのもうなずけます。しかも、数週間で二つの言語を耳だけで覚えます。

そして、母親の話している母語とそうでない外国語を聞き分けることができます。

ですので、赤ちゃんは何もわかっていないと思わずに、はっきりした言葉で抑揚をつけて話かけましょう。

それに赤ちゃんも反応して、会話の基礎ができあがるのです。赤ちゃんが学ぶのは母語だけではありません。

音楽を楽しむ能力、筋肉を一緒に動かすこと、愛を感じること、良い事と悪い事の区別なども見られます。

それは生まれ持ってプログラムされている、赤ちゃんの潜在能力から発揮されているのです。

現代は共働きが多いので、育児は母親任せになりがちですが、父親の協力も必要です。赤ちゃんの成長や発育に関わるのは、母親だけでなく父親も関わります。

育児には父親も関わる

父親を見る時の赤ちゃんの表情を観察して下さい。目を大きく見開いて、何かを期待しているようです。

なぜでしょうか?

父親と母親がそれぞれ赤ちゃんに接する時、違いがあるからです。母親は赤ちゃんを優しく少し控えめに扱うようです。

しかし、父親は大胆にくすぐったり、つついたり戯れるようです。少々荒っぽいとはいえ、赤ちゃんは興奮して大きい声を出して喜ぶでしょう。

両親がそろって赤ちゃんに母語を聴かせて、愛情たっぷりのスキンシップをするのです。

本の読み聞かせ

しかし、言葉を学ぶには会話以上の事が必要です。その為に、効果を発揮する方法があります。

本の読み聞かせです。 生後間もなくある本を毎日読み聞かせをしたある夫婦がいます。一才になる頃には「この本を読んでほしい」とせがみます。

「どんなおもちゃよりもこの本が好き」という様子です。赤ちゃんがどれだけ両親の声と言葉、スキンシップを必要としているのか、この例からもわかります。

本を読む時は、安心できるように膝に乗せます。

「これは何をしているのかな?」
「楽しそうだね。」
「この動物はこんなに大きいんだよ」

答えられないとしても質問したり、ジェスチャーを交えてお話したり、本の中に動物が描いてあったら鳴き声をまねたりもできます。

両親の言葉を通してからだ全体で学び、両親との絆を作ることは赤ちゃんの成長に不可欠なのです。

共働きが多い現代ですが、赤ちゃんとの時間を作るようにしましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!