子育ての根幹

子供

「子育て」で最も重要なものの一つに「内面を育てる」ということがあります。

この「内面」というのは生きる力であり、自分の存在価値や努力を両親から認められるということで大きく育っていくものなのです。

子供の褒めるポイントはたくさんある

例えば、まだ一人で洋服を着られない子供が、一人で洋服を着ることに挑戦します。

慣れない手つきでトレーナーをかぶり、ようやく首を出すものの、手足が出せず泣きべそをかいています。

たったこれだけのことでも褒めるべき点がいくつもあります。

一つ目は自分で洋服を着てみよう、と挑戦したことです。二つ目は洋服から首を出すことができた、ということです。

さらに、昨日も同じ光景が見られたのなら、何度も挑戦する勇気も十分褒めるに値します。

そしてさらに、その着ようとしていた服がTPOに合っていたものなら、 洋服を上手に選べたね、ということも褒める観点になるかもしれません。

子供の心には、努力していないことをおだてるように褒めても何も響きませんが、 逆に努力を認めてもらえた時の心の反応は大人が思う以上に大きなものです。

そして、また次の努力をしたいと思うものです。子供が努力は楽しい、と思うとき「内面」が間違いなく育っています。

日常にはそんなチャンスがたくさんあるということです。

「~しなさい」というフレーズ

また、子育てには「~しなさい」というフレーズがありがちです。しかし、「~しないとどうなるか」ということが未体験の子供にはわかりません。

子供自身に体験がないまま強制的に作業させると、子供は指示待ちロボットになってしまいます。

例えば、遠足の前日に荷物の準備があったとします。母親が「遠足の準備をしなさい」と言います。しかし、子供はテレビに夢中でいうことを聞きません。

こんな時、このまま放っておいて忘れ物をする子供をそのまま見ていることができるお母さんは少ないと思います。

しかし、「放っておく」が正解です。やってあげる、はもってのほかです。忘れ物をする経験を通して子供自身が「しまった」と思います。

そして次に同じ思いをしたくない、と思うことが動機づけとなり、次には「忘れ物をしない」ということが目標となります。

自分自身が立てた「忘れ物をしない」という目標があれば、親に言われるそれよりも次回の目標達成率が断然良いはずです。

この自身の動機づけから目標を立て、それを達成する、ということも内面が育つということです。

習い事

習い事の中にも内面を育てる要素はあふれています。まず、習い事は親の押し付けでなく、子供自身が動機や楽しみを持って通うことが重要です。

例えばスイミングスクールには帽子の色分けや級が設定され、到達級によってメダルがもらえます。

子供は何色帽子になりたい、メダルが欲しい、と憧れます。一つ級が上がるたびに喜びを感じます。

どうしたら上がれるかな、と考えます。次の級に上がるという目標がある以上、先生の言うことに注意を向け、指導を受けるときに集中力も学びます。

その結果、自分なりに工夫をして進級を勝ち取ります。すると目標を達成することで「自分はできる」という体験をします。

そこですかさず、努力した事実や成果を褒めましょう。思うような結果が出なかった時も、目標を持って努力したプロセスを褒めましょう。

本当に頑張った時、いつも自分を見守ってくれる両親の賛辞が加わることで、 この体験が確固たる成功体験としてインプットされます。

目標を立てることと、それを達成することによる「内面」強化の法則ともいえるでしょう。

これは子供の学習到達度や自分の将来を考える力、社会人になったときの仕事をこなす力となります。

生きていく上でのあらゆる場面での問題解決能力につながっていくことは間違いありません。 このことこそが生きる力なのです。

他の子と成長を比較をする前に、テストの点数を競う前に、 生きる力をつける、つまり内面を育てる、これこそが子育ての根幹ではないでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!