親は自分の召使いだと思っている

散歩

当たり前の事ですが、今まで大人の目線で赤ちゃんを見る事が、当たり前の事だったと思います。

しかしある芸人が「赤ちゃんの本音はこんなものだ」というコントをしていました。

大人が赤ちゃんの格好をしていて、赤ちゃん言葉ではなく、大人の言葉で本音を語るのです。

赤ちゃんの本音?

大人びた赤ちゃんの心理を言葉にしたコントです。

「お母さんミルクが熱いんですけどやりなおしてもらえますか?これじゃあ舌がやけどしちゃうよ。」「また、この離乳食ですか。もう少し工夫して欲しいな」

こんな風に母親に対してとっても偉そうな態度と口調なのがポイントです。

では今度は、赤ちゃんの目線で色々な事を考えてみましょう。

泣くとすぐ、たいてい母親が自分の所に飛んで来てくれます。それを知っているから、泣いて意思を伝えているのです。

母親は話しかけてくれます。「お腹すいたの?ミルクかな?」「おむつが濡れたのかな?」「おもちゃが欲しいのかな?」「ただ甘えたいだけなのかな?」

もちろん答える事はできずに、泣くだけです。母親が自分を抱き上げてあやしてくれると安心します。

こんな風に、自分の身の回りの世話を何でもしてくれます。

生まれた時から、そうしてくれているので自分にとっては当たり前の事です。

自分を中心に世界は回っていると思っている状態です。言いかえれば、母親は専属の召使いのようなものです。

何か合図をすれば「ご希望はこちらでございますか?」と来てくれるのです。

自分は王様で、どこか不安な事が起きた時も「心配ございません。私がそばにいますから。」 そう言って、自分よりずっと体の大きな人が自分を守るために囲んで守ってくれます。

いかがでしたか?これが赤ちゃんの実情なのです。

家庭カウンセラーの見解

家庭カウンセラーのジョン・ローズモンドの見解を取り上げてみます。

上記に書いた、親を召使と思っているこの突拍子もない幻想が赤ちゃんの脳内に作り上げられるのは、2年とかからないようです。

しかしやっかいなことに、それを正すのに、なんと16年かかると言われているようです。

ちょうど子どもから大人になる複雑な心境をむかえる、思春期まで影響があるというのです。

しかも矛盾しているような話ですが、それを正すのは親の仕事になるわけです。

幻想を植え付けるのも、正すのも親だと言う事です。子どもの思い違いを打ち破るのはけっこう大変な仕事になるでしょう。

赤ちゃんの目線になって

また赤ちゃんの目線になって考えてみましょう。

2歳ごろになると両親の役割に変化があり、もう専属の召使いではなくなってしまいます。

今までは自分の言いなりになってくれたのに、これからは思い通りにいかないのです。

しかも、反対にこれからは自分の方が言う事を聞かなくてはいけない状況になってきました。自分はもう王様ではなくなったのです。

突然解雇されたサラリーマンのように、その状況が飲み込めません。この状況も受け入れたくもありません。

そうだ、王様の座にしがみつきたいから反発運動を始めよう。いかがでしょうか?

これが赤ちゃんのかんしゃくの始まりです。

2才、3才になると、反発したり、恥ずかしさを感じたり、悪い事をした時に罪の意識を感じたりします。道徳心が芽生えている証拠なのです。

それは大人になってからも役立つものです。今までは、他の子どもがいてもそれぞれ自分の遊びたい事をして遊んでいたでしょう。

しかし2才頃になると、相手の事が気になって一緒になって遊び始めるかもしれません。

親が「すごいね」とほめてくれると、それに答えたいと言う気持ちにもなるでしょう。3才頃になると「これはダメよ。」など、言われるようになります。

そうやって良い事と悪い事、正しい事とまちがった事を知る時期になるのです。

この時の道徳心は大人になってからも役立つので、たとえかんしゃくを起こされても、しっかりしつけるを行うことが大事です。

 

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!