「叱る=怒る」ではなく教えることがしつけの基本

ハート

「しつけ」というのは、簡単なように見えてものすごく難しいものです。

最近では、「しつけ」と「叱る」の区別が付けられず、度を過ぎたしつけ、つまり「虐待」をしてしまうという事件が続発しています。

そもそも「しつけ」というのは、「子供を叱る」ということではありません。

また、「叱る」というのは「怒ること」ではありません。

しかし、このことに全く気付くことのできていない親が多く、「子供を毎日怒ること」によって、立派なしつけを行なっていると自信有り気に語っている人が増えています。

では、「しつけ」をどのようにすれば正しいのかということになりますが、それは「100パーセントの答え」はありません。

とはいえ、効果的な「しつけの方法」というのは存在していますので、このことについてお話したいと思います。

しつけは教えること

まず、しつけというのは「教えることだ」ということを理解してください。

このことを理解することによって「怒るということの効率の悪さ」がわかります。

子供は叱られた事実を理解するのに少し時間がかかってしまうもので、そのときに親が怒って叩いたり、怒鳴りつけたりすると、叱られた事実よりも叩かれた事実や怒鳴られた事実の方が印象に残ります。

こうなると、「叱られるから、いけないことをしない」ではなく「怒られるから、親の顔色をうかがいながら行動する」というようになります。

つまり、恐怖心が専攻してしまい、何がいけないことで何をしたから怒られたのかということが理解できないということなのです。

これでは、しつけではなく「脅しや恐喝」です。

しつけの効果的な方法は「叱る前に今何をしたのか、そしてそのようなことをしたから叱られるんだよ」ということを教えていくことが必要です。

子供は、親の顔の表情で「どのような状況なのか」ということを敏感に察する能力を備えています。

これは教えられたものではなく、一種の本能みたいなものです。

このときにむやみに怒ると「怒られた、怖い」ということだけがインプットされてしまい、やってはいけない行動を繰り返している割には、親に対してビクビクと怯えた行動を取るようになってしまいます。

親からしてみれば子供のこのような行動を見てイライラしてしまうということが多いことでしょう。

しかし、そのような行動を取らせているのは親自身です。

効率のよい叱り方というのは、ガミガミと頭ごなしに怒ることではなく「何故、このようなことをしてはいけないのか」ということを教えることから始めます。

だからと言って、いつもヘラヘラと笑っていたのでは、子供はわかりません。

重要なのは表情

このときに重要なことは「表情」です。

「口調の変化を理解できるのは大人だけであり、ある種のエゴ」です。

しかし、怒っているという表情であれば、先ほども言ったように子供にも理解できます。

「今、怒っているんだよ」という表情を表に出して、何故、怒っているのかということを教えるということが効率のよいしつけの基本です。

このようなことを長々と書いても理解しにくいことがあるかもしれません。

しかし、このようなことは普通であれば誰しも行っていることですし、また幼いころに受けてきたことでもあります。

例えば、他人の子供に対する接し方を考えて見てください。

いけないことをした子供に対して親は頭ごなしに怒りますが、そのような状況を冷静に判断し、声を掛けることはありませんか?

そのとき、親のように頭ごなしに怒っているような人はいません。

「何がダメで、このようなことをしたから怒られたんだよ」と説明して、笑ってみたり、ダメっというような表情を作ります。

つまり、このような行動が最も大切であり、しっかりと諭すということがしつけへと繋がっていくのです。

近年では、怒ると叱るの区別が付けられず、怒る、叩くことがしつけであるというようなことを言いますが、このような考え方では、良いしつけが出来るわけもなく、そのように育てられた子供が将来、親になったときのことを考えると、今以上の問題を引き起こす可能性があります。

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!