「コミュニケーション教育推進会議」について

コミュニケーション

文部科学省が「コミュニケーション教育推進会議」という審議を行っている。

話し合う、創る、表現するという子どもたちのコミュニケーション能力を育む為の内容になっている。

コミュニケーション能力を向上させる方法

いったいなぜこのような審議が行われているのか、どのような方法でコミュニケーション能力を向上させるのつもりなのか興味を持ったので調べてみた。

まず、キーワードは「多文化共生」と「開かれた個」である。

「多文化共生」とは読んで字のごとくであるが、違う文化、違う価値観の人間がともに生きていくことである。

そして「開かれた個」とは違う文化や違う価値観を持つ人々の中で自分で解決方法を探り、新たな価値観を創造していくということである。

これはグローバル化がいっそう進む時代を生き抜く為の人材を育てるには、必要なキーワードであるといえるだろう。そして文部科学省は今の子どもの現状をこう分析している。

今の子どもたちはインターネットやゲームなどの普及により気の合う限られた集団でしかなじむことができず、外遊びや自然体験などで学ぶ事が少なくなっているので他者との関係づくりに負の影響を及ぼしているのではないかと。

これは、今深刻化しているいじめ問題や不登校といった問題の事を指していると思われる。

そこで平成22年から文部科学省では「ワークショップ型の授業」を展開する事業が実施されている。

「ワークショップ型の授業」とはクリエイティブな活動をする実践家やアーティストが学校で授業を行うというものであり、諸外国でもこの方法の成果は立証済みだ。

まずその実践方法はというと、まず生徒側はグループ単位でこの授業に参加する。授業はワークショップ型である。

講師は生徒に正解のない課題を与え、生徒側はその課題に対し創造的、創作的に参加していく。会社のミーティングやロールプレイングと似ている。

講師は社会には無知な若者にプレゼンテーションをし提案を求めるのである。これはかなりのプレゼンテーション能力の高い人材でなければ務まらないだろう。

「導入過程」「展開過程」「振り返り過程」という要素をもったプログラムに意識的に参加していくとあるが、これには講師の質が問われてくるだろう。

その質を確保するために、いい講師の育成には特に力を注ぐべきである。もしこのワークショップ型の授業が本当に良い形で定着していけば、こんな効果が期待される。

ワークショップ型の授業定着すればこんな効果が

  1. 自分以外の他者への認識と自己認識能力の向上。
  2. 伝える力の向上。
  3. 自己肯定感と自信の醸成。
  4. 学習環境の改善(いじめや不登校、暴力いったことの抑止にもつながる。)
  5. 授業改善や学級、学年経営への効果(先生達も自分たちの授業の質を上げる課題ができる。)

以上の事を想定しての審議を文部科学省の方々は重ねているようだが、今の日本の学校でどれだけ受け入れられるかは疑問である。

それはなぜかというと、極端にいい学校と極端に悪い学校の差が大きいからだ。

質の良い教師も質のいい学校に行く傾向なので、果たして質のいい講師が来校したところでどこの学校でも「ワークショップ型の授業」が受け入れられるかどうかは疑問である。

どの学校にも順応できる質のいいコミュニケーション能力を、推進できるよう継続審議してほしいと思う。

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主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!