自分の子供は自分で見て! 放置ママ

放置される子供

近所に、自分の子供を放置してしまうママがいるんです。

私たちが子供を遊ばせているところにフラフラ~ッと近付いてきてはっと気が付いたら、いつの間にか親だけいなくなっています。

「しまった!」とは思うものの、まさか小さい子供を一人にして帰るわけにもいかず、結局その場にいたお母さんたちで面倒をみるはめに……。

抗議はしたものの…

こんなことが何度も続いたある日、たまりかねて気の強いお母さんが抗議したんです。

「いつもいつも、子供を置いて帰ってしまうなんて、何考えてるんですか!」

そばで聞いていた私たちは、内心「よくぞ言ってくれた!」と拍手喝采だったのですが、肝心のその母親は見事に逆切れ。

「私は忙しいんです! どうせ外で遊んでるんだから、少しぐらい面倒をみてくれたっていいじゃないですか!」

びっくりしましたね。あれだけ毎日のように私たちに迷惑をかけておいて謝るどころか、逆に怒り出すんですから。

もしかしたら、本当に迷惑をかけているという自覚がないのかもしれません。

後はもう、気の強いママと放置ママが激しく言い争いを始めて子供たちが怯えて泣き出すほど。

仕方ないから仲裁に入ったけど、正直、そこにいた全員が気の強いママの味方でしたね。

放置ママは、ぷりぷり怒りながら、まだ遊びたそうにしている子供の手を、強引に引っ張って帰っていきました。

子供を置き去りにした母親

まぁ、でも、あれだけ文句を言われたんだから、さすがにもう子供を置いていくようなことはしないだろうと思っていたら翌日になって、何事もなかったかのように遊び場に現れたのには驚きました。

そして、また、子供を置いていこうとしたのです。

もう、何を言っても無駄だと分かっているので、私たちは、無言でその場を去りました。

遊びたそうにじっと見ている子供がかわいそうでたまりませんでしたが、ここで預かってしまったら、また同じことの繰り返しになると思い、心を鬼にして親子に向かって背を向けたのです。

当然、私たちがいつものように子供の面倒をみてくれるだろうと思っていた母親はあてが外れて、烈火のごとく怒り狂いました。

後ろでギャーギャーとわめいているのを知りながら、私たちは、決して後ろを振り向くまいと耐えていたのです。

しばらくすると静かになったので、そっと様子をうかがうと、なんとその場に子供だけが残されていました。

「ええっ、なんで!?」「ありえないでしょう!!」

私たちは、もう大騒ぎ。結局、いつものようにその子の面倒をみるはめになったのでした。

ついに家に訪問、旦那に事情を説明

その日の夕方。子供を一人で置いていくなんて、どう考えてもおかしい。

虐待の可能性もあるし、直接自宅に行って話をしてみようということになり、いつものメンバーで放置ママの家に向かいました。

反省の態度がみられないなら、児童相談所に通報することも覚悟して。

チャイムを押してからしばらくして出てきたのは放置ママではなく、ご主人でした。

私たちから、事情を説明されたご主人は「まさか!!!」と、すぐには信じてくれませんでした。

なんでも、家では本当によくできた奥さん、家事も子育ても手を抜いたことなんてないんだとか。

でも、途中で買い物から帰ってきた放置ママが、玄関先に私たちがいるのを見て、あわてて逃げだしたのを見ると様子がおかしいことを分かってくれたのです。

その後は、ご主人も交えて全員で話し合いましたが、放置ママが子供を私たちに預けて帰ってしまう理由は「昼間、一人っきりの時間が欲しかった」ということのようでした。

「気持ちは分かるけど、だからってねぇ」と怒る私たちに、ご主人は頭を下げて謝罪し、奥さんを叱りました。

放置ママは「いい妻」の仮面がはがれてしまったことや、私たちに自宅まで押しかけられたことを最後まで怒っており、結局彼女の口から謝罪の言葉を聞くことはありませんでした。

その後、幸いにして、放置ママが子供を置いていくことはなくなりました。

子育てに関しては母親の負担が大きく、息抜きしたい気持ちは分かります。

でも、最後の一線を越えてしまうのは、やはりよくないと思うのです。

いろいろと、考えさせられた出来事でした。

ABOUTこの記事をかいた人

主婦兼ライターの藤村華子です。 自分自身、思い通りにいかない子育てに悩みつつ、毎日奮闘しています。ママ友関係でもいろいろ……。 そんな経験を生かしつつ、役に立てるような記事が書けたらいいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします!